ラブストーリーって、だいたいキスシーンがクライマックスじゃないですか。でも正直、見てて「はいはい、キスね」って流しちゃうこと、ありません?
そんな中で、ふと心を持っていかれる瞬間がある。それが、橋本環奈さんのキスシーンなんです。
可愛いだけじゃない、演技力だけでもない。感情がちゃんとそこにあるから、つい引き込まれてしまう。
この記事では、そんな橋本環奈の『キスシーンの魔法』にトメ子が正面から向き合います。
橋本環奈のキスシーンが特別な理由
橋本環奈さんのキスシーンを見ていると、ただのラブストーリーじゃ物足りなくなる。なぜなら、彼女のキスには感情の奥行きがあるからです。
たとえば、目を伏せるタイミング、呼吸が変わる一瞬、触れ合う直前の微妙な間。台本には書ききれない、心の揺れを細かく演じ分けているんです。
正直、橋本環奈さんってビジュアルが強すぎて、見た目だけでも成立しちゃうタイプ。でも、そこに甘えていない。
「好き」って気持ちの高まりも、「これでいいのかな」って迷いも、全部、表情の奥にちゃんと隠している。
見た目の可愛さに惑わされがちだけど、彼女のキスシーンが特別に感じるのは、感情をリアルに乗せているからなんです。
演技力が光る橋本環奈の代表的キスシーン

橋本環奈さんの演技力を語るうえで、絶対に外せないのがキスシーン。ただ甘いだけじゃない、感情がきちんと積み重なったシーンたち。
今回は印象的な2作品を深掘りします。
『王様に捧ぐ薬指』|自然体で生まれた名シーン
まず紹介したいのが、TBS系で放送された『王様に捧ぐ薬指』。
橋本環奈さんが演じるのは、シンデレラのようなウエディングプランナー・羽田綾華。 相手役は、Hey! Say! JUMPの山田涼介さんでした。
このキャスティング、顔面レベルが高すぎて、そこだけでも観る価値あったなと感じるドラマでしたよね。少なくとも私は毎週楽しみに見ていました。
物語は契約結婚から徐々に本当の愛に変わっていくという過程なので、何度かキスシーンが登場します。
トメ子の中でも第8話のおかえり4連キスは伝説レベルと個人的に思ってます。
驚くべきは、このシーン、一発本番かつアドリブだったらしいんですよね。
しかも橋本さん自身も、「終わったあと、山田くんと素で笑ってしまったシーンですごく覚えています」と語っている通り、演技を超えて素の空気感が流れています。
8話は色々感情のこじれから、それを解消して仲直りという意味合いのキスの中でも、見ている一視聴者としては、くすぐったくなる空気感がうまく表現されていて、このシーンを見た瞬間、私は思わず画面越しに心臓をキュンと掴まれました。演技と素が溶け合う奇跡って、こういう瞬間なんだなぁと思います。
さらに『王様に捧ぐ薬指』では、
第1話:結婚式での初キス
第3話:2回目のキス
第6話:本当の夫婦になったふたりのキス
第8話:おかえり4連キス
このようにキスシーンの積み重ねがストーリーと感情の成長を表現しています。山田さんのリードも素晴らしかったんだと思いますが、最初のぎこちなさから、だんだんと日常に馴染んでいくあの感じ。
これを自然体の演技で見せる橋本環奈さん、ほんと恐ろしい子!とうっかり私の中の月影千草先生が出てきてしまう、そんな作品だったと思います。
『午前0時、キスしに来てよ』|リアルな感情表現の妙
続いては、映画『午前0時、キスしに来てよ』。こちらは、女子高生と国民的スターとの格差ラブストーリーです。
橋本環奈さんが演じたのは、ごく普通の女子高生・花澤日奈々。お相手は、GENERATIONSの片寄涼太さんです。
この作品では、漫画原作らしい胸キュン展開が続くのですが、注目したいのはマスク越しのキスや鼻かじりキスといった、ちょっと普通じゃないシチュエーション。
特に鼻かじりキスは、舞台挨拶で、橋本さん自身が撮影裏話として、脚本には「鼻にキスする」とだけ書かれていたシーンで、片寄さんが本番で突然「鼻をかじるキス」をしてきたことを明かしています。
「突然鼻をかじられて…キュンというよりは『え?』っていう感じでした」
と橋本さんが話していたほど、アドリブ要素が強い演出にもかかわらず、その瞬間にリアルな戸惑いとドキドキがちゃんとしっかり伝わってくるんですよね。
カメラの前で動揺しすぎるわけでもなく、かといって笑い飛ばすわけでもない。
照れくささ、驚き、戸惑い、そしてちょっとしたときめきや、確かに普通の女子高生だったらこういう反応になるのかもっていうリアル、これらをほんの数秒で表現できるのって、もう職人芸と言ってもいいレベルだと思うんですよね。
彼女のキスシーンにドキドキしてしまうのは、感情の機微がちゃんと乗ってるから。橋本環奈のキス、やっぱりただのラブシーンじゃないって私は思いました。
キスシーンを支える橋本環奈の演技テクニック
ここからは、橋本環奈さんのキスシーンがなぜあんなに刺さるのか、トメ子なりに真剣に分析してみたいと思います。
キスシーンって、ただ唇を重ねればいいってものじゃないんです。本当に心に届くシーンには、必ず繊細な演技テクニックが隠れている。
じゃあ、橋本環奈は何が違うのか。大きく3つのポイントに絞って解説していきます。
①目線で語る
橋本環奈さんのキスシーンを見ていて、まず気づくのが目線の演技。相手の目を見るタイミング、ふっとそらす瞬間、そのすべてが計算されているように見えます。
とくにキス直前の『間』の取り方。目を合わせて、すぐに外す。その一瞬に緊張感とときめきが凝縮されているんです。
あの絶妙な目線の揺れ、演技とわかっていても、見ているこっちまでドキドキしてしまう。
ほんの数秒の間に感情を詰め込めるのって、簡単そうで実はものすごく難しいことだとトメ子は思います。
②呼吸で魅せる
橋本環奈さんのキスシーンを注意深く見ていると、呼吸のコントロールがすごいことに気づきます。(見すぎ)
普段はリラックスした自然な呼吸。でも、キスの直前になると、わずかに呼吸が浅くなる。その浅くなる呼吸が、緊張や期待をリアルに表しているんです。
演技で感情を伝えるとき、セリフを言わない瞬間こそ勝負だと聞きますが、橋本環奈さんはその無音の時間を、呼吸だけで感情豊かに見せている。
これは意識してやってるなら本当にすごいし、無意識にできてるなら、もはや天性の才能と言うしかないです。
③感情のグラデーションを作る
橋本環奈さんのキスシーンって、いきなり最高潮に達することが少ない。ちゃんと、感情のグラデーションがあるんです。
最初はちょっと戸惑いがあって、だんだん気持ちが高まって、最後にふっと力が抜ける。
この流れを、表情と仕草のひとつひとつで丁寧に描いているから、シーン全体にリアリティと説得力が生まれる。
たとえば『王様に捧ぐ薬指』の第8話、おかえりキスからの4連キス。あの自然な流れ、決して演出だけじゃ出せない、感情の積み重ねがあったからこそなんですよね。
正直なところ、可愛いだけで成立しがちな女優さんもいる中で、ここまで緻密な感情設計をしてくる橋本環奈、ほんとすごい。見た目のキラキラに目が行きがちだけど、その奥に隠れている演技職人としての顔、もっと評価されていいと思います。
橋本環奈が「嫌っていた共演者」とのキスシーンの噂から感じるプロ根性
橋本環奈さんといえば、過去に共演相手を嫌っていたという噂が存在するんです。
この件については、暴露系YouTuberとして知られる東谷義和氏が、「橋本環奈さんは過去の恋愛もので共演した俳優をかなり嫌っており、ある飲み会で『キスするのが嫌だ!』と不満を漏らしていた」と暴露。さらに、「撮影前日にニンニクを大量に摂取して口臭を漂わせ、キスシーンに臨んだ」というエピソードまで語られています。
これが事実かどうかは公式情報では語られていないので分かりませんが、その対象となった作品は、先ほどご紹介した『午前0時、キスしに来てよ』(2019年公開)であり、共演者は片寄涼太さんだと言われています。
正直、最初にこの話を聞いたときは、私も驚きました。ほんとに前日にニンニク臭をさせて臨んだのかどうかは分かりません。
ほんと?って半信半疑だったけど、たとえ裏でそんな気持ちがあったとしても、作品には一切それを持ち込まない。
実際に完成した映画を見ればわかるけど、あの自然なキスシーンの空気感に、ギクシャクした気配なんて微塵もなかった。これって、つまりプライベートの感情と演技をきっちり分けるプロってことだと思うんです。
裏話としては面白いけど、表舞台では常にベストを尽くす。こういうところに、橋本環奈のプロ根性を感じずにはいられません。
まとめ|橋本環奈のキスシーンが伝える感情の深さ

橋本環奈さんのキスシーンは、ただの「ラブシーン」で終わらない。
その理由は、ひとつひとつの瞬間にリアルな感情がちゃんと宿っているからだと、私は思います。
目線の動き、呼吸の変化、間の取り方。それらのすべてが自然で、かつ細やかにコントロールされている。その演技力の高さが、見る側の心を無意識に揺さぶってくるんですよね。
さらに、もし裏でどんな感情を抱えていたとしても、それを表には一切出さず、作品に全力を注ぐプロ意識。
橋本環奈さんがつくり出す空気感は、そんな徹底した姿勢から生まれているんだと感じます。
ただキュンとさせるだけじゃない、キャラクターの心の動きまで伝えてくれるキスシーン。だからこそ、橋本環奈さんのラブストーリーは何度観ても色あせないし、見るたびに新しい発見があるのかもしれません。
これからも彼女がどんな表現を見せてくれるのか、私は全力で楽しみに待ちたいと思います。
次はどんな感情の深さを届けてくれるのか、期待しかないですね。
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